私が税理士試験に合格したのは、今から7年前のことです。

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正直言って、合格当初はスタートが遅かったことがハンディになるのではと案じていました。
しかし今では、税務以外の自分の知識や経験が逆に武器になるということが分かってきました。

この世界も、若い頃に資格を取ってこの道一筋というのは意外と少なくて、
私みたいに、よそで寄り道してきたという人たちも結構多いのです。




私は、大学では法律の勉強をしていました。
また就職してからも、長い間一般企業の法務畑にいました。
だから、社会事象を法律的な権利と義務の関係で考える習慣がしみついています。

しかし、一般的に税理士というのは簿記や会計から入ってきた人が大半で、
この会計や税務の世界は、すべてお金に換算してナンボという世界です。
そして税理士の中には、計算は得意だけど法律が苦手で作文がキライという人が割と多いのです。

税理士が記帳代行で食べていけたのは昔の話で、
このご時世では、計算だけなら会計ソフトでもできます。

そんな中で、自分としては法的思考のできる職業会計人を目ざしていきたいと思っています。
それは、世間でいう税理士とはちょっと違う方向かもしれません。

あたりまえのことですが、
会計人とは法律家でなければなりません。

従来型の決算をしたり申告書を作成したりするだけの仕事から脱皮して、
事業承継や企業再編、資産活用などの付加価値の高いコンサルティングをこなせるような税理士になりたいと考えています。

今、全国で約6万5千人の税理士がいます。これからは、規制緩和や自由化の流れの中で、おそらくいっそう専門化が進んでいくでしょう。

ひょっとしたら近い将来、申告書は書かないという税理士が現れるかもしれません。