確定申告が終わって1週間ちょっと。

今年は、何と言っても e-Taxで、
税理士事務所でも、作業の手順が大きく変わりました。

これまでの紙の申告書の場合は、
提出用を1セット、控え(お客様用と事務所用)を2セット作って、
税務署ごとにまとめておいて、
3月15日ギリギリに持ち込むか、または郵送していました。

ところがe-Taxになると、
パソコンに入力して申告書を完成させるまでは同じなのですが、
そこから先が違います。

まずは日本税理士連合会から交付されたカードをパソコンに読み取らせて、
電子署名なるものを付与します。
これは従来の署名捺印に代わるものです。

それが終わると、その税理士名で代理送信します。
すぐに国税局からメール受信票が送られてくるので、
それを印刷して、控えの表紙にくっつけます。
これが、従来の税務署受付印に代わるものです。







ちなみに確定申告期間中は、e-Taxは24時間受付なので、
電子署名やら電子送信というのはだいたい夜中の作業です。

こうして、毎日さみだれ式に少しずつ申告書の提出(送信)が片づいていきます。

問題は添付資料です。

e-Taxの場合は、医療費の領収書や源泉徴収票、保険料の控除証明書などの添付を省略しても構わないことになりました。
しかし、そうはいっても、3年間の保存義務があります。

お客様にお返しして、紛失されても困りますから、
結局はウチの事務所ではすべて送付票を付けて税務署に提出することにしました。

つまり、申告書と決算書は電子送信、添付書類は持参または郵送というワケです。

ということで、
結局は省力化どころか作業が増えてしまいました。

聞くところによると、
他の税理士さんたちも似たようなことをやっているとか・・・

まあ今年はそれでも何とか乗り切れましたが、
来年はちょっとやり方を考えなければと思っています。