2ヶ月ぶりでブログの更新です。

ようやく、確定申告もメドがつきました。


忙しいときも書こうと思うネタはあったのですが、
パソコンのキーボードを叩きながら、睡魔に負けました↓


で、今日は言葉の話です。


言葉で、その人との距離感を表すことがありますね。

それが、
初対面なのに妙になれなれしかったり、
何度会っても、他人行儀だったりすると、
ちょっと違和感が残ります。


私は、日本語にはかねてから、
親愛の情を含む適当な『二人称』がないと思っています。

ドイツ語なら、二人称の「親称」”Du”と「敬称」”Sie”との区別がありますが、日本語には”Du”にあたる言葉がありません。

仲のいい男友達なら『おまえ』でもいいんでしょうが、
そこまで親しくない相手なら『おまえ』は失礼でしょう。

たとえば半分仕事の関係だけど、ソコソコ親しい人をどう呼ぶか。

まあ名前で『〇〇さん』が無難なところでしょうが、
面と向かって何度も名前で呼び合うのも肩がこる。

そんなとき『社長』や『先生』は楽ですね。
(⇒夜の街の『呼び込み』はたいていこれです。)

話を戻して、『あなた』だと遠いし、やや冷たい。
『あんた』だと情がこもりすぎ(考えすぎ?)。
大阪の人はよく、面と向かって『ジブン』というけど、
あれはやっぱりおかしい。

市役所の窓口あたりで、いきなり『ご主人さん』とか『おたくさん』
とか言われると、誰のことかと思ってしまう。

何か、適当な言い方がないですかね。。。


この季節は、税務署によく行きますが、
確定申告に来た納税者に、税務署の職員が話しかけているのによく出くわします。

そのときに、私は職員のなれなれしさが少し気になるのです。
「もう申告書できてるんかな」
とか、
「源泉徴収票持ってきた?」
とかいう友達に話しかけるような言葉使いが嫌いなのです。

親近感を抱かせる作戦なのかな。。。

でも、公務員が職務上、初対面の人と話すときには、まずは丁寧語でスタートするのが基本ではないでしょうか。

私もこの時期、無料相談によく行きますが、
相談会場で見ず知らずの納税者と接するときは、丁寧語を使います。
とくに、年金受給者のような年長者に対しては、それが礼儀だと思っています。

病院なんかでも、そうですね。

若い看護士さんが、親子以上に年の違うお年寄りに向かって、
友達言葉で話しているのをよく見ますが、
私はどうも違和感を感じます。

古いんですかね~


敬語といえば、
たとえば、弁護士に電話して秘書が出たとします。
「先生は裁判所に出かけておられまして。。。」

これは失格だと思いませんか。

まともな民間会社で、社長が不在なら、
「あいにく〇〇は会議中でございまして。。。」
と必ず言うはずです。

相手を尊敬して身内を謙(へりくだ)らせる。

これが敬語の基本。

病院(医師)、学校(教師)など、
世間から先生と呼ばれる職業ほど、この意識が希薄なように感じます。

あんまり、そんなこと考える人、いないんかな。。。