5月14日(水)に、私の所属する近畿税理士会の会長選挙がありました。

 選挙期間中は、知り合いの税理士から投票を依頼する電話がかかってきたり、決起集会のファックスが入ってきたりしました。

 私は新参者なのであまりよく分かりませんが、会長選挙が行われるのは何と27年ぶりだとのこと。

 長年無風選挙だったのに、今回は執行部に対立する反対候補が出ました。私はどちらの陣営に肩入れしているわけでもなく、まったくのニュートラル。利害関係も義理もありません。

 開票結果は予想通りで、執行部側の圧勝(ダブルスコア以上)。しかし対立候補が善戦したも言えるでしょう。私はこうして開かれた場で意見を戦わせて選挙をすること自体は賛成です。

 
 気になるのは投票率の低さです。
 無関心層も多いし、最近の若い税理士の人たちは、税理士会など必要ないと考えている人も多いようです。

 しかし納税者の権利擁護や社会正義の実現のためには、結束して数の力に頼らねばならないことも多々あります。

 そしてその役割を担えるのは、税理士会をおいて他にありません。

 今後ますます税理士を取り巻く環境は難しくなっていきますが、われわれも自分の回りのことだけでなく、もう少し大きな視点でモノを考えることが必要だと思います。

 さまざまなことを考えさせられた今回の会長選挙でした。