最近は女性の税理士が増えてきています。

これまで男社会であった医師、弁護士などいわゆる”士業”にも女性の参入は目覚しく、わが税理士業界とて例外ではありません。

聞くところによると、税理士試験の合格者のうち女性の比率は3割強だとか。もう今さら受験時代を思い出したくもありませんが、あの根気のいる試験は忍耐強い女性に向いているかもしれません。

さて、その女性ですが、
バリバリ仕事もこなしながら、結婚して主婦業や育児と上手に両立されている方もおられて、まったく頭が下がる思いです。

この確定申告期は、相談会場などで同業の税理士と顔を合わせる機会が多く、
たまたま結婚されている女性税理士と話していたときのこと。

彼女は自分の配偶者のことを「夫」と呼びます。
しかし、こちらが「夫さん」とも言うのもヘンなので、
ついつい「おタクのダンナさんは。。。」と呼んでいました。
以前はよく「ご主人」と言ってたのですが、
男女同権論者の「オンナは奴隷じゃない!」という言葉が耳に残っていたのかもしれません。

そうしたら、あとで彼女から、
「ダンナさん」なんて言葉を久しぶりに聞きました。。。
と笑われました。

あとで気になって調べてみたら、
『旦那』というのはもともと仏教用語で、
江戸期には、遊女のスポンサーみたいな意味合いだったとか。
たしかに今でも『旦那衆』とかいいますね。

そうか。。。

語源から考えると、
「ご主人」よりもっと怒られそう。

よくタバコをくわえたヤンママたちが、
「ウチのダンナがな~」
なんて言ってるけど、
もともとの意味なんか分かってないんでしょうね。