震災の後、政局は混迷を続けていますが、
税制改正のほうはいったいどうなったのか、皆さんご存知ですか?

1月25日に衆議院で受理したまま、まったく進展していなかった平成23年度税制改正法案は、
とりあえず緊急性が高いものだけを切り離して修正し、
6月に国会を通過し成立しました。

そして今年の目玉であった残りの部分、つまり、法人税率引き下げや高所得者を対象とした所得税の増税、相続税の増税、地球温暖化対策税(環境税)については、いまだに自民、公明との合意ができていません。
引き続いて協議することになっているものの、
今年度においての改正は絶望的とみられています。

今の民主党には自民・公明を丸めこめるだけの力はないので、総理が代わって新政権で仕切り直しということになりそうです。

昨年12月に税制改正大綱が出て、あれだけ大騒ぎしたのに結局は「大山鳴動して鼠一匹」ということになりそうです。