今年も大過なく、確定申告を終えることができました。

私たち税理士の仕事は、税金の計算や申告書の作成、税務代理ですが、最近はそれだけでなく、年金、保険、不動産売買・貸借、融資、登記、遺言、資産活用など、幅広い周辺業務についてアドバイスを求められることが増えてきています。

法人のお客様は一定の頻度でお会いしますが、個人の方はこの確定申告期だけに(いわゆる“年イチ”)お目にかかる方も少なくありません。
今年もそういうお客様から、待ってましたとばかり、さまざまなご相談を受けました。
もちろん、なかには就職やら縁談といった難問(?)もありますが。。。

近ごろはワンストップサービスという言葉が使われます。

これは、まず税理士がお客様からの質問を受け止めて、必要に応じて専門家に取り次ぐという仕組みです。ふだんから体調を熟知しているホームドクターのようなもので、病状に応じて適切な専門医をご紹介することができます。

私は、専門外であることを断りつつも、自分で分かる範囲のことは調べてお答えするようにしています。そして、手に負えない場合は専門家をお引き合わせします。もちろん専門家にはあらかじめ事実関係の概略は伝えておきますし、お客様にも準備していただく資料や費用などをご説明しておきます。

人と人の橋渡しも、ちょっとした手間をかけると、うまくいくものです。

そのためにも、平素から異業種ネットワークを構築しておいて、いざというときに活用できるようにしておくことが重要だと思っています。